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映画「テイルズ オブ ヴェスペリア ~The First Strike~」

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一言,話が良くわからない,消化不良を起こすダメ作品だった。
まず,脚本が悪い。主人公,二人がどういうキャラクターで二人の間に何があったか良くわからなかった。終盤に向けて少しづと語られてはいるが私のような一見さんには説明不足に感じる。物語中盤の冗長な部分を削ってでも描いて欲しかった。金髪の少年が帝国本部(変な表現?)に増援を頼んだが即時増援は断られてしまったという事を帰って早く報告すべきところを(私にとって)正体不明のピンクの髪の女の子とのんきに話をしているなんて正気の沙汰ではない,一刻を争う時なのではないだろうか。この辺は,何やってるんだろうと思いながらものすご~く眠くなった。隣のおっさんは序盤ポップコーンをむさぼり食いしていたのに静かになっているなと
思ったら寝ていた。気持ちは痛いほどわかりる。結局,ピンクの髪の女の子は結局この物語には全然関係なかった。orz
遺跡のシーンも迫力不足,なんだかだらだら全員突撃で退屈だった。隊長以外,キャラクターにあまり魅力を感じなかった。何で登場する若者騎士はベテラン騎士に比べ背があんなに低いのが不思議に思う。
責任者:監督,脚本,演出

映画「笑う警官」

ひとこと,結構ダメ作品だ。台詞の応酬で強引に話を進めるという私が一番嫌うところの作品になってしまっている。(事件は勝手に進むんですってか)期待していただけあって,非常に残念だった。
私が思うに,独りよがりで陳腐な演出,変な脚本で出演者もさぞかし混乱していただろう。単なる駄作というよりは珍作だと思う。
責任者:監督,脚本,演出

映画「ゼロの焦点」

映画「ゼロの焦点」
ひとこと,相当ダメ作品だ。全然主要キャラクターが立っていない。三人の女性達をを引き立てる周囲の人たちも非常に希薄な表現だ。特に主人公の描写の演出が悪く,それに輪と掛けて,広末涼子の後半の演技があまりにもひどい。(序盤のナレーションで観ている人はぐったりしているのだから追い討ちはやめてほしい)中谷美紀はさすがと言う演技だが,木村多江はまたこういう役ですかモードだ。中谷美紀の狂気の演技に対抗するにはあまりにもお粗末な演技であった。(ぴしゃりと平手打ちするんですから負けない力強さが要求されるはず)
細かい事になるが,昭和三十三年で,確かに蒸気機関車が走っているが汽車の上には何故か架線があり,海岸崖沿いの田舎道は何故か舗装されていて崖はコンクリートで綺麗に固めてある。明らかに変な背景だ。
演出が変にくどい事も目についた。夫の写真を建物の前から少し離れて取り出して見るカットなんてくどいだけだ。観ている観客は驚いたところで既に写真の家だとわかるはず。自分の心情の台詞の言い合い合戦もぐったりさせられた。私自身ハードルを低くして観たせいかそこそこ楽しめてしまったのが悔しい。
久しぶりにエンドロール途中で退席した。(理由はやかましい歌)
広末涼子は声以外の演技は良いと思う今日この頃・・・。
責任者:広末,脚本,監督,演出

映画「空気人形」

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「空気人形」は観る人を選びそうな映画かもしれないが,相当によく出来た映画だと思う。心を持ってしまった空気人形に対比した形で大都会に生きる人々の姿を浮き彫りにして行く描き方は秀逸だ。物語は空気人形自体の悲劇性から最後まで抜ける事が出来ず,日本映画らしい暗く後味の悪いものになるが,この後味の悪さがこの映画の魅力かと思う。
ペ・ドゥナは難しい役柄をこなした演技力はすばらしかったと思う。(日本じゃこんな演技を引き受ける女優はいないんだろうなあ)空気が抜けてしまう場面の表情が良い。

映画の評価に関しての議論

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先月,山形の風物詩芋煮会にて友人と映画の評価に関しての議論をした。
「カムイ外伝」と「火天の城」のどちらが悪い映画かと言う議論だ。orz
私はブログの通り「カムイ外伝」35点と「火天の城」40点で「カムイ外伝」が悪いと主張した。しかし,友人は忍者のシーンが許せないと言う事で「火天の城」の方が悪いと主張した。
まあ,お互い両作品の悪い点に関しては同意しているので好みの問題と言う事で手打ちとなった。「火天の城」で大竹しのぶの泣き笑いの演技がすごいと言うのも同意事項だ。

・・・・で何が言いたいのかと言えば,ここの批評は少しは参考になるでしょうと言う事だ。(なんのこっちゃ)

映画「沈まぬ太陽」

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今年公開になった「剣岳」同様に真面目に作られた作品で悪く言うのが気が引ける超大作作品だ。剣岳は元々ドラマ性が希薄なものをそのまま作り画面と役者の演技で作品に仕立て上げた作品であった。「沈まぬ太陽」は原作をどう簡略化して画面と役者の演技で作品に仕立てた作品になっている。多くの人がCGがしょぼいと言っているが,確かにそうだがそれはあまり問題ではなく,カメラの構図が少々単純で演技者の演技に頼り切った感はある。物語りも粛々と進んでいくため気の短い人にはいらいらさせると思う。映画なら画面に集中できるのでテレビ向きの演出ではない事は間違いない。
物語は日本の高度成長期の組合闘争から昭和の終わりまでを舞台にしている。今の若い人に言わせれば,主人公の恩地はそんなに理不尽な人事をされて何で会社を辞めないのかという疑問が湧くかもしれないが,それこそその時代のそハッスル父さんの“矜持”だと思う。時代劇を見てちょんまげ格好悪いと批判しているのと変わりが無い。(確かに主人公は東大法学部卒の設定だから有り余るほど矜持は持ち合わせているだろう)
以前のナイロビ勤務と物語が終る時のナイロビ勤務では主人公の顔つきがまるで違う。何よりも主人公が救われた状況になったかを表している。
働きに疲れたお父さんにはお勧めの映画だ。

映画「ホワイトアウト」

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サスペンスで真犯人は身近の善良な人というのは使い古されているが,この映画も王道を進んでいる。
主人公の女性FBI捜査官は過去の事件のトラウマで南極基地勤務となっているが今ひとつお話に溶け込んでいないように感じる。
犯人との日常の接点をもう少し具体的に描いた方が良かったかもしれない。
犯人を追う捜査官の捜査の時間的縛りがなくなってしまったので緊張感が薄れてしまったように感じる。
この映画のウリは何か良くわからない非常にありきたりで平凡な印象を受ける。
観ても損は無いが少々残念な作品でもある。

映画「引き出しの中のラブレター」

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題名からしてお涙頂戴の映画化とゲンナリするような先入観を与えるが,実際観るとそれほどでもない。
むしろ,「僕の初恋をキミに捧ぐ」よりは上等に仕上がったドラマだ。人物の表現も説得力を持った脚本や演出で見せているし,その点は申し分ない。自分の手紙を読まれた時の漁師の描写はこれこそ映画という好印象を受ける。
主なる物語のほかに,同時並行的に他の人たちの物語が語られ一つに交わっていく手法を取っているが,描き方によってはご都合主義的な印象になる危険性があるがうまく回避してある。
難点は思いついたラジオ番組で親子の確執を癒そうとするのが若干ご都合主義的に思えるが,気にする方が悪いのかもしれない。
昔のラジオ世代にはたまらない映画だと思う。

映画「ATOM」

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吹き替え版の鑑賞だが,字幕版を観たかった。アメリカのアニメは声優陣にも手は抜いていない。
ただし,香港製の3DCGは見慣れたアメリカ製のものと比べるとクオリティーは低い。
物語は原作の冒頭部のアトム誕生をもとに再構成している。ただし,アメリカンテーストのお話なので若干原作漫画と趣は異なる。
しかし,昔の悪い敵を倒せというアニメーションよりは,かなり原作寄りの話となっているが,この映画のアトムの精神年齢は原作より高めに設定されているようで悩み方や悟り方が大人びている。
世界観も原作の昔の人がイメージした未来都市よりは現在の人間がイメージする未来都市にうまく変更されている。
それを舞台にして物語が進行していく。観ている人を引き込んでくれるほぼ及第点の脚本は飽きさせる事もあるまい。
傑作とは言いがたいが見て損はなかろう作品だ。

映画「きみがぼくを見つけた日」

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時間の旅を自分で制御できないタイムトラベラーとその妻を中心とした話。
タイムトラベラーものだがSF映画ではなくタイムトラベルを取り入れた切ないラブストーリーだ。
特異体質で勝手にタイムトラベルが起きてしまうという設定が新しい。同時代に同一人物が存在しても良いし。
そんな特異体質でどうやって収入を得ているかと言うのも,普通のタイムとラベル物では禁じてである方法で説明している。
原題は「The Time Traveler’s Wife 」なので本来は女性の方が主人公なのだろう。まだ幼い娘が誰よりも悟りきっているのもすごいと思った。
ラストはそれなりの落としどころで好感が持てる。

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