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映画「カムイ外伝」

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一言で言って残念な作品だった。
チープなCG,特殊効果と盛り上がりの無い脚本と演出が残念だった。剣のアクションはなかなか良かっただけに残念だ。

特殊効果はある程度リアリティーが無いと非常に不自然な動きになる。特にカムイ外伝では遠くからジャンプして切りかかるシーンが異様に不自然というより“変”なのだ。どのくらい“変”と聞かれても“本当に変”と答えるしかないほど“変”だ。これはGOEMON走りと共通するが重力加速度を全く考慮していないから変なのだと思う。カムイの追っ手がカムイのいる木へ向かって全くの等速直線運動で斜め下に向けて動いてくるのだ。おそらく,レールの上に台車を置いてそれに乗って撮影したものを合成したのだろう。例えどんな超人にでも逃れられない基本的な物理法則を無視するべきではない。
抜け忍の話になるが,カムイは今まで追っ手を100人以上倒したと終盤で紹介されていたがちょっと待って欲しい。そんなに忍者っているものなのか。それ程の人数を倒されてしかも,それ以上の人数でカムイを捜索しているのだろう。これほどのリソースをカムイ一人につぎ込むなど大頭という人物は相当の無能ものだ。他の忍軍に有能な大頭がいるならば敵の忍軍に揺さぶりをかけて優秀な忍者を抜け忍に仕立て上げるだけで勝ったようなものだ。それ程今回の大頭は問題がある。戦闘集団であるが全く戦略が無い。刺激に反応するだけである。もう一つ謎なのがこの大頭はカムイを討つ気がまったくないとも思われる。笑いながら去っていくのみである。これでは昔のアニメでの部下を見殺しにして逃げていく敵の隊長のようなものだ。実力があるならカムイを討つべきだ。映画鑑賞者は原作を観ていない人も多い。カムイが何故執拗に追われているのか抜忍という理由以外わからないと思うしこの映画では自由を得たいだけのみ忍者軍から脱したという理由しか描かれていない。従って映画からはこのような印象しかわかない。
いったいこの映画は誰に向けたものか。カムイ伝やカムイ外伝のファン向けならばもっとしっかりした脚本が必要だと思う。

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