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映画?「しんぼる」

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もともと,お金をどぶに捨てる覚悟で鑑賞に臨んだが,結局お金をどぶに捨てて後悔している。久しぶりに観る核地雷クラスの駄作だ。これに比べれば“少林少女”なんて映画に見える。今年の映画でダントツ最下位決定かも。
物語?はメキシコで始まる。映画のつくりをしているように見せかけているだけでつまらなく全然引き込まれない。しかも,嫌に画面が揺れてしまっている。おそらくハンドカメラなのだろう。安く作ってあるのが見え見えだ。椅子に座っている人物のシーンですら相変わらず画面が揺れている。観ていると少々酔って気持ち悪くなる。以前から映画でのハンドカメラの乱用は疑問だった。真っ白い部屋のシーンになると予告編の通りパジャマを着た松本人志演じる主人公が目を覚ます。壁に天使のちんこがいっぱい現れる。それを押すとさまざまな者が壁から飛び出したりいろいろな効果が現れる。それを笑いにしているのだろうがいかんせん笑えない。むしろ物を食べる時のぺちゃくちゃした口の音が,館内に響き渡るのには嫌悪感を持った。しかも,(笑えない)笑わせるシーンは合計しても十分にもならないだろう。これだけで一時間半もの時間をさせるのは難しい。もともと筋書きなど無いのだから。ところで,メキシコのシーンは後から小出ししてくる別の国々の下らないシーンと扱われ方は結局同等で最初からやるほどではない。しかも,メキシコ編の作り方は不真面目だ。“トロピックサンダー”を観れば一目瞭然だが,お笑い映画で使われるこういったシーンは本当に真面目に作らなければならないのになっちゃいない。終盤の部分も今までスイッチを押した後のギャグ的な不条理さが世界を動かす事を言いたいのだろうが表現が稚拙すぎてあきれるばかりだ。表現の陳腐さも手伝って観ているのも苦痛になってくる。最後は世界地図のレリーフを背負って巨大なちんこに挑むところで終っているが,神様にでもなったと言う事を表しているのだろうか。それならば,この舞台を想像しこの男をこうのような状況に置いた者こそが神ではないだろうか。単なる操り人形ののような人間がこのような格好をするのは疑問だ。
そのそも,ショートコントの分量しかないのに,無理やり映画にするため(約90分尺)に無理をしているので全体の構成では破綻しておりどうしようもないレベルの作品になってしまっている。ドリフターズの全員集合のDVDを一時間半流された方が余程観ている人を飽きさせないと思う。映画の作りはこのようであるべきと押し付ける気はないが,実際,そのような作りだったらここまでひどい出来にならなかったであろうと思う。こんな作品深読みなど必要が無い,一言駄目である。
250席の一番大きい劇場で6人の観客で一人は途中で退場。前の方に座っている高校生の三人組は前半時々げらげら笑っていた。
私は一時間半の短い映画がでこれほど長く感じたことは無い。人には全くお勧めしない映画だ。(松本ファンは除く)
今年初めて一桁の点数はこの映画だ。

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