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映画「火天の城」

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西田敏行扮する岡部又右衛門が織田信長から言いつけられた安土城築城に挑む映画。又右衛門の妻,田鶴に大竹しのぶ,原作では息子だった役であったがこの映画では愛娘の凛に福田沙紀。織田信長に椎名桔平。とにかく役者人が豪華なので重厚な物語が展開されることが期待できる。    ・・・はずだった。
残念ながら三つの点で大きくこの映画の価値が下がってしまった。一つは福田沙紀をはじめとした若手役者の技量不足が相当目に付いてしまう事。今回の俳優人の頑張りは見ていて安心できた。中でも大竹しのぶの泣き笑いのシーンは絶妙だった。その演技をことごとくぶち壊してくれたのが福田沙紀の演技だ。福田沙紀の出番の殆どをカット編集すれば相当良い作品になったかもしれない。お笑い芸人の起用も今回はだめだめである。
もう一つは話の終盤での信長暗殺未遂事件の演出だ。GOEMONや影の軍団のようなアクロバティックな忍びの描き方は殆どこの映画ではギャグである。はっきり言って,唖然とした。こんな事の伏線に水野美紀を出したのであろうか。
最後に,後半部に行くにしたがって薄っぺらになる演出のまずさだ。最後は大根をストンと切られたように感じた。本能寺の変をクライマックスに持っていくべきではなかったかと思う。
ここの部分に目をつぶれる人にはお勧めの映画だ。

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