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映画「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」

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前二作と同様に話が進まない。漫画のような荒唐無稽な物語が延々と果てしなく続く罰ゲームのような映画だ。出来の悪い三部作を延々と見せられテーマも結局,一度は挫折した子供の頃の夢でも実現できるからあきらめるなということであろうか。確かに主人公は再び夢をかなえる事が出来た。主人公が非常に大勢の観衆の前で演奏できて良かったねという感じだ。(大勢が感動するとは思えない曲だったけど)そのほかの謎であった友達の正体もアレだった。
エンドロールの後にどうでも良い事だが,ともだちの正体が明かされる。ともだちの正体は“○○○○”だ。“○○○○”って誰?出ていたっけ。観ている人にとっては,ともだちの正体はガッツ星人ですと言われたような気分になるのではないだろうか。もしかして,主人公達が公園で会話しているバックの背景として映っているチョイ役のホットドック屋の主人が犯人なのですという落ちと同じですよということなのだろうか。要するに散々引っ張ってきたともだちの正体は実はあまり意味が無かったということなのかもしれない。あとおかしいのは,現実の世界ではともだちが死んでしまっているにも関わらず,事件後の主人公が感じた自責の念に対する自己満足的な解決方法にしか過ぎない事を主人公にやらせている。意味があるのだろうか。ここで主人公とともだちが友達になっても主人公のいる世界にとっては(観衆以外には)何の意味が無いことなのだ。ヴァーチャルマシンでは絶対に解決できるわけも無く,本当に主人公の自己満足にしか過ぎないのだ。
考えてみるとこの映画自体恐ろしく現実離れした内容で私はとてもついていけなかった。しかし,この映画のどこを誉めてあげればよいのだろうか。「この映画には製作者の燃えるような情熱が感じられない」で締めくくるのが良いかもしれない。

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