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映画「HACHI 約束の犬」

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殆どの映画館が吹き替え版の上映しかやっていない。私の住む県は全て吹き替え版だ。映画宣伝で流れているリチャード・ギアの"Hey" Hachi!"を聴かなければ映画を観る価値が無いと今回,他県へ遠征してわざわざ字幕スーパー版を観に行った。
リチャード・ギア主演とプロデュース作品で監督はラッセ・ハルストレム。
リチャード・ギア扮するパーカー・ウィルソン教授とハチの絡みが良い。教授とハチの信頼関係の構築が良く描かれている。ハチヴィジョンとしてモノクロ画面を使ったのは良いアイディアだ。娘の婚約者をハチに紹介した場面のハチヴィジョンは必見だ。それに対して,残念なのは教授が亡くなってからの物語の後半部だ。物語が破綻しているわけではなく,描き方が非常に単調になってしまっている。まるでドキュメンタリーのような淡々としたシーンが続く。観ている人によってはつまらなく思ってしまうかもしれない。余計なドラマを感情で訴える要素を排除した結果であると思うが,それが悪い方へ行ってしまっているように思える。物語の最初と最後に教授の孫が出てくるが,当時,あまり関わりの無いその孫をいっそのこと語り部にして物語に変化をつけても面白かったと思う。ハチの行動の時流れる音楽がハチの成長と衰えに合わせてアレンジを変えるだけでも変化があるように思える。とはいうものの,私自身もどうすればよいか良くわからない。何もしない方が良いかもしれない。
物語の後半は少し残念だが,前半の教授とハチの暖かい触れ合いのシーンは印象深い。これ以上ドラマを増やして良い方には向かないかもしれない難しい題材なのかもしれないので甘めに採点しておく。
リチャード・ギア,犬好きの方にはお勧めの映画だ。

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