記事一覧

映画「真夏のオリオン」

アイコン

映画の冒頭は最近のお約束通りの現在のシーンから始まる。どこかで見たような導入部だがまあ気にすまい。若い女性が老人に会う。これもどこかで見たシーンだが気のせいだ。無くなった祖父は老人の上官で潜水艦の艦長ということだ。ここで少なくても艦長の潜水艦は生き延びることになる。時代が終戦間際に遡りメインのドラマに突入する。しょっぱな潜水艦を潜水艦の魚雷で撃沈するありえないシーンが出たところでこれは戦争映画でなくファンタジーではないかと思った。ファンタジーは便利な言葉だ,SF作品を非難された場合良くこれはファンタジーだと言い訳される。どうやら戦争映画でもいよいよその言い訳が使われるようになったかと思う。実際ファンタジーと思えば,ゆるい展開,緊迫感なしの物語は納得できるはずも無い。音楽もゆるゆるドラマの後押しをするような曲ばかりだ。さすが日本沈没で盛り下がる音楽を作ってしまった岩代氏だ。
と言うわけで,役者の格好,演技,脚本,演出,監督,音楽と全てゆるゆるの連続だ。日本海軍自慢の酸素魚雷もあんなに航跡を残すはずも無く,まあ初級レベルの軍事知識も無いCGも大笑いだ。これらの苦言もファンタジーであるの一言で御破算になり,まあ観ても良いんじゃないか映画になってしまうのが最近の日本映画の特徴だ。

トラックバック一覧

コメント一覧

Content-type: text/plain