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映画「ヒューゴの不思議な発明」

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アカデミー賞の候補に挙がった映画が良いと思う作品かは,保証の限りではないので,まず観ないことには始まらないです。
この映画の評価が良いにしろ悪いにしろ必ず思うことがあります。邦題が明らかにおかしいです。(原題は「HUGO」)少年と少女が体験するロボットファンタジーものかと思えば,王道の誇りを失った老人のために少年と少女が奮闘するという物語です。
伏線の回収が小気味良く,最後に歯がゆさを残さない作りでとても面白い映画です。実在の先人(実在のジョルジュ・メリエス)の映画作りへの情熱に対する敬意にあふれた良作です。現在日本でヒット中の「ALWAYS 三丁目の夕日'64」(昭和30年代ごっこと言いました)とある意味かぶりますが,完成度は比べようが無いです。久しぶりに3D料金を余計に払っても苦にならない映画でした。すばらしいビジュアルです。登場人物にもそれ相応の役割を持たせ無駄なキャスティングがありません。観ていた私自身の熱量が上がり終盤は3Dめがねが曇ってしまう程でした。おそらく2012年で良かった映画に入ることは間違いないでしょう。
主人公のヒューゴを演じるのは「縞模様のパジャマの少年」の悲劇の主人王を演じたエイサ・バターフィールド。一方相手の少女は「キックアス」のヒットガール役,「モールス」のアビー役で世界を魅了した美少女クロエ・グレース・モレッツ!!!このまま順調に育って欲しい女優さんです。手元にある「500日のサマー」を含めた4冊のパンフレットを見るとクロエの成長が見て取れます。インタビュー記事では既に15歳で,すっかり大人です。クロエぺろぺろと言うとしゃれにならない年齢になってしまいました。鉄道公安官役には「アリ・G」,「ボラット」,「ブルーノ」のみんな大好きサシャ・バロン・コーエン。コミカルで悲しい役を見事に演じました。CGも二次大戦時直前のパリ駅を大きいスケールで表現していました。

映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近いものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

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すごい邦題ですが,原題を直訳したもの。原題は「Extremely Loud & Incredibly Close」。
いわゆる911テロを題材にした映画です。アメリカ映画らしい客観的視点で見事にドラマを描いています。
主演の少年が見事です。病気を抱えながら父親の死を乗り越えていく過程は見物です。素人の役者を使ってこれだけの作品に仕上げた監督の力量に感服します。
死んで尚深まる父親との絆,一方薄れかかったと思っていた母親との絆が実は同様に深まっていた事など。少年を影から支える人々の姿には涙する人もいることでしょう。
お薦めの一本です。

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