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高検、上告を断念/仙台育英RV事故訴訟

高校生の列に酔払い運転のRV車が飛び込み18人が死傷した痛ましい事件で,同乗者の責任を問われた裁判が仙台高裁の懲役1年執行猶予5年と言う判決で確定した。もちろん遺族は高検に上告を求める上申書を提出していたが,遺族の願いがかなわない事になった。
日本の裁判は三審制をとっているのは皆さんご存知のことだろう。しかし,何でもかんでも三回裁判が行われるかと言うとそうではない。上告する為にはある条件が揃わなければならない。
刑事訴訟は以下の条件のいずれかに該当する場合。(刑事訴訟法405条)
・判決に憲法の違反があること又は憲法の解釈に誤りがあること(1号)
・最高裁判所の判例と相反する判断をしたこと(2号)
・最高裁判所の判例がない場合に、大審院若しくは上告裁判所たる高等裁判所の判例又は刑事訴訟法施行後の控訴裁判所たる高等裁判所の判例と相反する判断をしたこと(3号)
民事訴訟は以下の条件のいずれかに該当する場合(民事訴訟法312条)
・判決に憲法の解釈の誤りがあること、その他憲法の違反があること(1項)
・法律に従って判決裁判所を構成しなかったこと(2項1号)
・法律により判決に関与することができない裁判官が判決に関与したこと(同項2号)
・専属管轄に関する規定に違反したこと(特許権等に関する訴えにつき、民事訴訟法6条1項により定まる東京地方裁判所か大阪地方裁判所かの選択を誤った場合を除く)(同項3号)
・法定代理権、訴訟代理権又は代理人が訴訟行為をするのに必要な授権を欠いたこと(追認があった場合を除く)(同項4号)
・口頭弁論の公開の規定に違反したこと(同項5号)
・判決に理由を付せず、又は理由に食違いがあること(理由の不備・理由の齟齬)(同項6号)
・(高等裁判所にする上告の場合)判決に影響を及ぼすことが明らかな法令の違反があること(3項)

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