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ガリバン印刷の苦い思い出

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NHKラジオの番組でガリバン印刷が取り上げられていた。
懐かしい。思い起こせば小学生の頃,先生がやすりにロウ原紙を乗せて鉄筆でがりがりやって印刷の原紙を作っていた。その様子を見てかなり興味を持った。先生が謄写版で出来上がった原稿を使って印刷するのも何か楽しそうであった。幸い何故か家にやすり版も鉄筆もロウ原紙もあった。唯一無かった修正液は文房具店で買ってきた。今は内容も忘れたが新聞を作ろうとした。がりがり書いて印刷原紙を作った。模造紙で作る学級新聞にちょっと飽きていた事もあったのかもしれない。へたくそな字で一生懸命書いた。
原紙は作ったものの謄写版が無いので印刷できない。そこで学校で印刷する事にした。もちろん先生に断って学校の謄写版を使わせてもらった。紙はもちろん学校のわら半紙である。クラスの人数分印刷し,クラスメートにできたへんてこな新聞を配った。おおむね好評であった。しかし,何度かへんてこな新聞を配ったある日学級会で私のへんてこ新聞が話題になった。もちろん批判の意見である。
「個人で紙を使って印刷するのは問題があるのではないか」一字一句性格に文言は良く覚えていないが,こんな感じだったか。
もっともな意見である。反論の余地は無い。クラスの多くがその意見を支持したのは仕方が無い事だ。私は文句が出るのに嫌気がさし,結局私はへんてこな新聞の作成はやめた。
今考えると,先生がグループを作り交代で謄写版印刷の新聞を作りましょうと提案してくれれば良かったかなと思う。少なくとも他の生徒も“ガリバン”の楽しさは味わえただろうに。
以前子供の関係でPTA役員を引き受けた時,既に小学校の印刷室から謄写版が消えていたなと気が付いたのはかなり後になってからである。

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